高血圧の人の食事の「常識」とされているものは、以下のようなことです。
*食塩をとにかく減らす
*カリウムをとって塩分を排泄する
*できるだけたくさん水を取る
この3点は、どのようなマニュアルにも必ず載っているはずです。これと毎日の運動、降圧剤との組み合わせで改善を目指す人は多いですが、なかなか効果が現れずに、自分のやり方が悪いのではないかと思い悩んでしまうケースもあるとか。
食事は人生の大きな楽しみ。3度の食事が低塩分の味気ないものになるだけで、生きる気力が減ってしまいます。また無理な運動がストレスとなったり、降圧剤には認知症や目の病気、癌などといった副作用の危険が潜んでいるので、日本の高血圧医療の常識が逆に患者さんの心身の健康にダメージを与えているケースもあるのです。
実は、この「塩分はとにかくダメ!」というのは、最近の研究ではあまり根拠が無い事だと分かりました。東京大学医学部の藤田敏郎教授の1995年の研究によれば、人間には食塩を取ると血圧が上がる「食塩感受性」タイプの人と、食塩をとっても血圧が上がらない「食塩非感受性」タイプの人がいるとわかったのです。食塩非感受性の人はいくら塩分をとっても血圧には関係がなく、しかも日本人の中で食塩感受性の人は2割しか存在しない事がわかったのです。つまり、殆どの高血圧の人に取って、減塩食は意味が無いのです。
残念ながら日本の医療機関では現在でも食塩がダメだという説がまかり通り、減塩と降圧剤は治療の王道です。しかし、ただ血圧を下げるだけの対症療法をしても、高血圧の原因は解決しません。今までの治療で上手くいかなかった人は、高血圧の原因そのものを総合的に改善することを目指す、東洋医学の方法を取り入れ、食事と生活を楽しみながら体質改善を目指す方法がおすすめです。



